問題です!
コロンとした肉厚で
高価な椎茸を「どんこ椎茸」、
平べったく価格も少し安い椎茸を
「香信」と言いますが、、、
これら2つの椎茸の
“違い”は何でしょう?
椎茸の種類が違うんじゃないの〜??
ブッブー!
実は「どんこ椎茸」も「香信」も
“全く同じ椎茸”なんです!!
えーーーー!!!(´⊙ω⊙`)
では、「どんこ椎茸」と「香信」、
2つを分類する基準とは何でしょうか?
4択です。
1.栽培した地域が、東日本か西日本かの違い
2.自然栽培かハウス栽培かの栽培方法の違い
3.自然乾燥か機械かの乾燥方法の違い
4.収穫が早いか遅いかの採るタイミングの違い
正解は、、、
4です。
実は、この2つの椎茸は
ただ収穫時期が違うだけなのです。
収穫時期の違いで、
傘の開きが7割未満の椎茸を「どんこ椎茸」、
傘が7割以上開いている平べったい物を
「香信」と呼ぶのです。
なるほど!
じゃあ、平べったくて薄い「香信」を
時間をかけ、じっくり辛抱強く育てれば、
高級な「どんこ椎茸」になるのね!
そう思われましたか?
ブッブー!
逆なんです!!
傘の巻きが大きい「どんこ椎茸」のほうからでき、
時間が経つにつれ、傘がどんどん開いて
薄い「香信」になっていくのです。
え!!(´⊙ω⊙`)?
ちょっと待って!!
「どんこ」と「香信」では、
「どんこ」の方が高いんだから、
じゃあ、全部「どんこ」の状態で
採っちゃえばいいんじゃない??
…そう思いませんでしたか?
実は…私もそう思いました(笑)。
でも、なかなかそのように
いかない理由があるのです。。。
傘がしっかり巻いた「どんこ」の状態は、
僅か数時間と言われています。
それを過ぎると、傘が開いていき、
全て「香信」になります!
どんこに戻ることはありません。
そのようなわけで、
様々な気象条件の下、
まちまちに育った椎茸を
広い山や栽培場で
どんこのタイミングに合わせて
収穫することは不可能に近いのです。
ですから、収穫までに2年もかかる
原木栽培のどんこ椎茸は、
椎茸農家さんの手間と愛情が
たっぷりと注がれているのです。
一方、「香信」だから悪い、
なんて事は一つもなく、
「香信」は薄いので、水で早く戻り、
また「どんこ」に比べて安価な為、
普段使いしやすいという長所も!
また「どんこ」をスライスしたこちら。
すぐ戻り、普段使いしやすいですよ。
メニューや準備の時間に応じて、
使い分けてみても良いですね〜。