この2つの煮干は何が違う?見分けるにはココをチェック!
- ハギちゃんの笑顔のモト
- 2019.4.19 update
煮干の入札に、
境港へ行ってきました♪
さて突然ですが、問題です!
この2つの煮干は、何が違うでしょうか?
片方がカチカチで、
もう片方が半生なんじゃないか、って?
残念、違いまーす。
じゃあ、魚の種類が違うんじゃないか、って??
ピンポーン。正解!
では、何の煮干だと思いますか?
…イワシと… なんだろう???
ちょっと難しかったですね。。。
実は、両方ともイワシ。
イワシはイワシでも、両者は
イワシの種類が違うのです!
イワシの煮干と言えば、
カタクチイワシが一般的ですが、
これらはカタクチイワシではありません。
上の魚を見てみましょう。
身体がすらーっと細長く、
お腹の白いところと
背中の黒いところの境目が、
青みがかっています。
大ヒント!
煮干になる前の、生の時は
うるうるの瞳をしています。
うるうるの瞳…
うるんだ目…
うる目…
そう、ウルメイワシです!
ウルメイワシの煮干は脂肪分が少なくて、
上品な甘みのあるお出汁が取れます。
お吸い物やおうどんのお出汁などに
ぴったりですよ!
出雲地方(松江市、出雲市、大社町)の
出雲そば専門店では、
ウルメイワシで出汁を取るお店が
多いんですよ。
では、下の魚はどうでしょう?
白いところと黒いところの
境目にポツポツッと斑点があります。
そして、下顎が…アイーン(?)
若干シャクレています(笑)。
これが、マイワシです。
平子とも言います。
マイワシ(平子)の煮干は、
臭みがなく、淡白で
すっきりとした出汁が取れます。
というわけで、
これらは上がウルメイワシの煮干で
下がマイワシの煮干でした。
これが活魚の状態の
ウルメイワシ(上)とマイワシ(下)です。
煮干は、水に半日ぐらいつけて
水出ししてから、
火にかけ、グツグツと煮立たせないように
注意しながら、旨味をじっくり抽出すると
簡単で、生臭くなく、美味しい
お出汁が取れますよ。
ぜひお試しくださいね〜。
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